QNAP TS-664 セットアップ ストレージ編

Summary

下記で購入した QNAP TS-664 ストレージのセットアップを進めていきます

ハードウェア

ハードウェアの準備, ハードウェアは以下で組み付けた

Slot用途
QTS VersionQTS 5.1.2.2533
PCIE10GbE x2QXG-25G2SF-CX6
Memory16GB x2Kingston C8D24D4S7D8K1A - 16
M.2 PCIe SSD 1,2CacheWD Red SN700
3.5’’ SATA HDD 1,2ストレージプール2/DataVolWD WUH721816ALE6L4 16TB
3.5’’ SATA SSD 5,6ストレージプール1/SystemVolSamsung 870 EVO

初期セットアップ

ハードウェアの組付けが完了したら、水平な安定した場所に設置し電源を入れる。 eth0 に弊宅 Core SW に接続している。 DHCP でアドレスが付与される。ので一般家庭の NOC は DHCP Server のログから付与アドレスを確認してアクセスする。

01.QNAP保証サービス QTSスマートインストールシステムへようこそ 利用規約

ファームウェアバージョンを指定 ユーザー作成 時刻設定

ネットワーク設定 ファームウェア設定 設定の確認

初期化確認画面、すべてのストレージが初期化される 初期化中, 10分弱かかる

この画面になる場合は証明書が更新されたのが起因のため開き直す とログイン画面がみえる

ストレージ設定

ここでは下記の設定を実施します。

  • SystemVol1 の作成
  • DataVol1 の作成
  • キャッシュ加速 の設定
  • S.M.A.R.T の設定
    • 簡易テスト
    • 完全テスト
  • スナップショット設定
    • 毎時取得に変更

ストレージ設定とは、 QNAP のアプリ「ストレージ&スナップショット」で設定します。
このアプリくせ者のため一個ずつ各個撃破することにします。

ストレージ&スナップショット

設計

まず、弊宅でのストレージ構成を確認します。弊宅のストレージ搭載状況は下記となっています。
今回はこれを設定していきます。

Warning
Slot 順で作成していきたい所ですが、 QNAP の悪癖として ストレージプール1 にシステムで使われるログの保管場所や App Center でインストールしたアプリの設定情報、一次キャッシュなどあらゆる情報が保存されます。
これを今回で言う DataVol1 から初めてしまうと システムの保存先が HDD となり WebGUI がもっさりするのと QuMagie など実行が遅くなるので、2万ほど出して SSD を構成することを強くおすすめする。
Slot用途
M.2 PCIe SSD 1キャッシュ加速WD Red SN700
M.2 PCIe SSD 2キャッシュ加速WD Red SN700
3.5’’ SATA HDD 1ストレージプール2/DataVol1WD WUH721816ALE6L4 16TB
3.5’’ SATA HDD 2ストレージプール2/DataVol1WD WUH721816ALE6L4 16TB
3.5’’ SATA HDD 3--
3.5’’ SATA HDD 4--
3.5’’ SATA SSD 5ストレージプール1/SystemVol1Samsung 870 EVO 1TB
3.5’’ SATA SSD 6ストレージプール1/SystemVol1Samsung 870 EVO 1TB

SystemVol1 の作成

新規ストレージプール プール機能を設定 ストレージの選択

  • オーバープロビジョニング: SSD の一定の容量を書き込みしない領域として確保することでパフォーマンスと耐久性を向上しようとする仕組み。 事前にハードウェア導入直後にエージング処理として搭載 SSD は 0-60% のオーバープロビジョニングを計測している。
  • プール保証されたスナップショット領域の有効化: スナップショット領域に専有する容量

領域の割当 要約, 「作成」 削除の確認

作成完了通知 特にこだわりがなければ変更不要

  • ボリュームエイリアス: SystemVol1
  • プール容量に設定 ボタンを押すと自動でプールの最大容量が設定される
  • ボリュームの暗号化:
    • ボリュームの暗号化を有効化: 暗号化パスワード, 暗号化パスワードを確認 を適宣入力する
      • 起動時に自動ロック解除: はチェックをしない これをしてしまうと、物理的にアクセスできる場合盗難や reset ボタンで簡単にボリューム内を覗かれる可能性が高いため弊宅では設定しない。家族には悪いが墓場まで持っていく。

ボリューム構成

スナップショット 要約 暗号化についての注意がある

DataVol1 の作成

SystemVol1 の作成の要領で ストレージプール2 と DataVol1 を作成する
WD WUH721816ALE6L4 16TB は高速モードで 16TB の同期で 18-24h かかる模様

キャッシュ加速

キャッシュ加速を設定する はじめに キャッシュタイプ「読み取り/書き込み」 RAIDタイプ「RAID1」に設定

OPを20%, 全I/Oで設定 SystemVol1 は SSD のため DataVol1 のみ適用 確認画面と注意事項

S.M.A.R.T 設定

簡易テストを毎日 01:15 に実行する 完全テストを毎月 2日 02:15 に開始

すべてのディスクに適用 しておく

RAID同期優先度を変更 ディスク温度アラーム

スナップショット設定

そのうち、 Backup についてやらかしているため別記事を記載予定だが先にスナップショットの設定をしてしまう。
ここで明確に分けるため用語を確認する。

  • バックアップ: これはファイル自体を別の NAS, ストレージ に複製すること
  • スナップショット: これは各社機能があるがある時点からの差分のみを記録する。
Warning
そのためスナップショットは ファイル自体がなくなると復元できなくなる

そのため、スナップショットは 1時間毎、バックアップは1日になるようにしていくためスナップショットスケジュールを修正する

スナップショットマネージャーへ 時刻を選択してスナップショット実行タイミングを変更 毎時にする, 適当に時間をずらす

とりあえず、これでストレージ周りの設定は終わり

参考情報

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